株式会社インフォアスリートは、スマートフォンのカメラでユーザーの動きを捉え、トレーニングの回数を自動でカウントするAIトレーニングサービス「ZEROZYM(ゼロジム)」の提供を開始しました。
ZEROZYMの特徴は、「腕をここまで上げたら1回」といった決められた位置や角度で判定するのではなく、お手本となる運動の一連の波形を捉えてカウントすることです。
人によって体格や運動する速さが違っても、それぞれのペースに合わせて動きを認識するため、お手本とまったく同じ速さで動く必要はありません。また、トレーナーは難しい判定条件を設定することなく、お手本となる運動を撮影するだけで、新しいトレーニングを登録できます。
専用のセンサーや機器、アプリのインストールは必要ありません。スマートフォンを置いてブラウザを開くだけで、AIによるトレーニングを始めることができます。
動画を見ながら自宅でトレーニングすることは、身近なものになりました。
一方で、動画の中のトレーナーがお手本を見せることはできても、ユーザーが実際に運動できているか、何回できたのかを確認することはできません。
カメラを使って運動を自動判定する技術も登場していますが、その多くは身体の特定の部位が決められた閾値に達したことを基準として運動を判定します。
この方法では、スクワットなどの比較的単純な動きを数えることはできますが、体格やカメラを置く位置による違いの影響を受けたり、複数の部位を使う複雑な運動への対応が難しくなったりする場合があります。
ZEROZYMは、身体の一部分だけを見るのではなく、お手本となる運動の「動き方」を捉えるという考え方から開発されました。
ZEROZYMでは、まずトレーナーがお手本となる運動を撮影します。
AIがお手本の身体の動きを解析し、その運動が「どのような動きなのか」を記録します。
ユーザーがトレーニングを開始すると、スマートフォンのカメラから身体の動きをリアルタイムに捉え、お手本の動きと比較。運動が正しく完了したことを認識すると、自動的に1回としてカウントします。
例えば「膝が○度まで曲がった」といった一つの条件だけで判断するのではなく、運動の始まりから終わりまでの一連の動きを見て判断することがZEROZYMの特徴です。
これにより、単純な上下運動だけでなく、複数の身体の部位を使った運動など、さまざまなトレーニングへの対応を目指しています。
人が運動するスピードは一定ではありません。
同じ運動でも、初心者はゆっくり、慣れた人は速く行うことがあります。また、同じ人でも疲れてくれば運動のペースは変わります。
ZEROZYMでは、ユーザーがお手本と同じスピードで動くことを前提としていません。
お手本より速くても、遅くても、その人のテンポに合わせて動きを認識します。
動画のタイミングに自分の身体を無理に合わせるのではなく、一人ひとりが自分のペースでトレーニングできることを大切にしています。
ZEROZYMは、トレーニングを提供するトレーナーにとっても、シンプルに利用できる仕組みを目指しています。
一般的な運動判定システムでは、新しい運動を追加する際に、「どの身体の部位を見るのか」「どの位置まで動いたら1回とするのか」など、運動ごとに判定条件を設定する必要があります。
ZEROZYMでは、トレーナー自身がお手本となる運動を撮影することで、その動きをトレーニングの基準として登録できます。
トレーナーが持っている運動の知識や独自のトレーニングを、複雑なシステム設定をすることなくデジタルコンテンツとして提供できる環境を目指します。
ZEROZYMを利用するために、身体にセンサーを装着したり、専用カメラを設置したりする必要はありません。
必要なのはカメラを搭載したスマートフォンだけです。
ブラウザからZEROZYMを開き、スマートフォンを身体が映る場所に置けばトレーニングを開始できます。専用アプリのインストールも必要ありません。
身体の動きの解析もユーザーの端末上で行うため、トレーニング中のカメラ映像そのものを解析のためにサーバーへ送信する必要がありません。
自宅でも、ジムでも、旅行先でも、スマートフォンがあれば利用できるトレーニング環境を実現します。
ZEROZYMでは、トレーナーがそれぞれのトレーニングを提供し、ユーザーが自分に合ったトレーニングに参加できるプラットフォームを目指しています。
AIがトレーナーに代わるのではなく、トレーナーのお手本や専門知識をAIによってより多くの人に届けることがZEROZYMの考え方です。
トレーナーがお手本をつくり、ユーザーが好きな場所で挑戦し、AIがその運動を見守り、できた回数を記録する。
これによって、これまでの「トレーニング動画を見る」というオンラインフィットネスから、実際に身体を動かし、「できた」ことまで記録されるオンラインフィットネスへの進化を目指します。
ZEROZYMが目指しているのは、単なる運動回数の自動カウンターではありません。
これまでデジタルサービスでは、「動画を見た」「トレーニングを開始した」といったことは記録できても、その人が実際に身体を動かして運動を完了したことまで確認するのは容易ではありませんでした。
ZEROZYMは、スマートフォンのカメラとAIを使って現実世界の身体の動きを認識することで、
「何回動いたか」ではなく、「その運動を何回できたか」。
その「できた」をデジタル上の成果として記録することを目指しています。
今後はトレーニングメニューや参加トレーナーを拡充するとともに、フィットネスだけでなく、スポーツトレーニング、子どもの運動、健康づくりなど、身体を動かすさまざまな領域への展開を進めてまいります。
サービス名:ZEROZYM(ゼロジム)
サービスサイト:
https://www.zerozym.com/
運営:株式会社インフォアスリート
ZEROZYMで使用するトレーニング支援技術について、株式会社インフォアスリートは特許出願中(特願2026-179702)です。